コロナ禍下のマレーシア生活日記(5/2~5/11)
5/2(土) MCO45日目
うれしいうれしい週末。学校がないという事実からくる心の余裕がすごい。
旦那はこのMCOが始まってから、毎週土曜にマレー語と中国語のオンラインレッスンを受けている。朝10時からマレー語。11時から中国語。
楽しんでいるらしく、さっきもマレー語レッスンを終え、自室から出てきた瞬間マレー語で習ったことを一方的 且つ ものすごいハイテンションで子どもらに大声で話し(数字を1から10まで数えたり、「私は日本人です」「私は日本語と英語とマレー語と中国語が話せます」とか 笑)、子どもらには完全無視されるも、また嬉しそうに「次は中国語だ!」と自室に消えていった。そして中国語レッスンが終わる1時間後には、例外なく立派なエセチャイニーズが出現する。
5/3(日) MCO46日目
あす月曜から再開する経済活動やアクティビティも、当然さまざまな条件付きだ。再開が許可されない事業もある。
強調されているのは、とにかく大人数での集合を防ぐ、クラスター対策。したがってそれに準じる活動やビジネスは変わらず制限される。めやすは10人。10人以上集まったらアカンと。
細かな指定にも限界があるため、今後はより個人個人の意識や価値観が問われるフェーズになっていくと思う。10人で集団ジョギングとかする輩がたくさん出てくるのではなかろうか(笑)。
日本大使館からきた情報内容をここに一部付記。
1.企業活動
SOP(https://www.pmo.gov.my 参照)を遵守することを条件に,ほぼ全ての経済セクターの営業が認められる。ただし,映画館,カラオケ,娯楽施設,リフレクソロジー施設,テーマパーク,ラマダンバザールや展示会は認められない。
2.スポーツ
屋内外を問わず,サッカー,ラグビー,水泳等の,身体への接触や感染のリスクを負うスポーツは,認められない。
テニスやバドミントンは屋外で無観客に限り,またジョギング(10人以下の小集団でのジョギングを含む),サイクリング,ゴルフは社会的距離を遵守すれば許可される。
3.宗教活動
モスク等宗教施設での集団によるお祈り,オープンハウス等の宗教活動は認められない。
4.州をまたぐ移動
ハリラヤアイディルフィトリのお祝いを含め,州をまたぐ国内旅行は認められない。仕事への移動の場合及び実家に取り残され自宅に戻れていない人のみ,州をまたぐ移動が認められる(当館注:引き続き,こうした事情の下で,州をまたぐ移動の必要が生じた際には,もよりの警察署に事前に相談されることを強くおすすめします。)。
5.学校
全ての学校は,大学等の高等教育機関を含め,閉鎖を継続する。
6.レストラン
レストランでは,経営者は,テーブルを少なくとも2メートル離すこと,顧客の社会的距離の確保,支払いカウンター前の社会的距離確保(1メール以上),手指消毒液の準備,テーブルの確実な清掃,従業員のマスク着用の義務づけ,入店時の顧客の検温,顧客の氏名・電話番号や来店日時の記録等の諸作業をすべて実施しなければならない。
7.公共交通機関の利用
公共交通機関の利用者に対しては,鼻と口が隠れるマスクの着用,手指消毒液の携行を推奨する(当館注:これらは,義務ではありませんが,今後,人出の増加が見込まれるところ,感染予防の観点から,可能な限り遵守されることをおすすめします。)。
8.企業活動
雇用主は,時差出勤を奨励し,混雑緩和対策をとること。毎日雇用者の検温を実施すること。営業を再開したとしても可能な限り,自宅から仕事をするように促すこと。感染の症状が疑われる場合は早期に受診をさせること。職場の清潔を保ち,一人一人が感染防止策を徹底すること。
9.保育所
保育所も営業が許可されるが,子供への感染防止の観点から,家庭での保育が可能なように,各企業の雇用主は,家族が交代でテレワークできるような環境作りに努めること。
10.公共セクター
公共セクターも5月4日から営業が再開される。会議は可能な限りオンラインで実施すること。
許可アクティビティーの中に「バドミントン」の文字を見つけた我々バド好き隊はぬか喜びしたのだが、よ~く読むと「屋外」とある。屋外でバドミントンって、アレですかね? よく公園でやるお遊び感が強いアレですかね。私がやりたいのは、ドア・窓を締め切って無風の熱気の中やる、シリアスなソレなんですが…。ということで、「密」なバドミントンはまだお預けです。
5/4(月)
今日からKLは条件付き移動制限令(Conditional Moving Control Order)、CMCOとなるのでもうMCO日数カウントはやめる。朝起きたら、うちから見える高速道路の交通量がやはり…多い!
ちなみにKL以外の複数の州が直前にこのCMCOには従わないとの表明を出しており、引き続きMCOしている。特にお隣のセランゴール(KLと経済圏的には同じ。東京と神奈川のような感じ?)も緩和反対だとか、いや、やはり条件付きで、だとかハッキリしないので、そこに職場や住まいがある人は混乱していると聞く。今回の緩和には反対派の意見も多いけれど、まぁ私は粛々と、KLの方針に従いますよ。
旦那も出勤は…明日かな。オフィス再開といえど出勤していいのは社員の3割だけという決まりだし、政府への申請など、事前にやることも多いようだ。
さて私と子どもらはというと…結局外、全然出なかった。まぁ、インドア派の人間なんてそんなもん。出ていいよと言われたところで、面倒がって出ないもので。ただいつも通り私は買い物で外に出はしたのだが、結構マスクしていない人が多くて「おぉう!」という感じでした。特に欧米人はね…アレだよね…。あれ、運動するならマスクしなくていいんだっけ? どっちだ? 私も混乱してる★
5/5(火)
久しぶりにクリーナーのアイビーさんが来てくれた。MCO以来、初めて家族以外の人と接する。おしゃべりも楽しく、家も久しぶりにきれいに蘇りうれしい。
最近やたら家の中に蚊がいる。今までも窓は全開で生活してきたが、部屋の中では見たことなんてなかった。なぜだ! コンドの防化対策が追いついていないか、最近雨続きでモーレツに発生しているのか…? デング熱も多発しているらしい。気を付けねば。
夜は新卒同期飲み。いつもながら、久々感はまったくない。
5/6(水)
CMCO3日目。まだ買い物以外で外に出ていない。そんなものである。旦那も出勤してないし。経済再開にあたり、国から細かくガイドラインを出していなかったり、後になって改めたりすることもあって、ルールが曖昧。私も含めてチョット混乱気味!
MCOを緩和した初日、質屋の前には長蛇の列ができたとニュースで大きく報じられていた。2ヶ月近くものロックダウンをするあいだに、日々の暮らしの糧を失ってしまった人は多い。質屋には宝石類や、またはMCO期間中に貧困層に配布された、食料品の配給券を売って当座の生活を凌ぐのだろう。マレーシアは今後失業率が16%までいくとの試算も出ている。治安は悪化するだろうし、他人事ではない。
ずっと壊れたまま直すこともままならず放置してきた窓が、業者がコンド内に入れるようになったので修理された。うれしい。うれしい気持ちの時は家事もはかどる。
5/8(金)
今日は旦那が初めて出勤。すごく疲れて帰ってきて、9時前には寝てしまった。
私も今日は家の各所の修理で業者が来たんだけど、手際が悪くて計2時間くらい家に居るもんだから恐怖感がすごかった。よって疲れた。
かつてノーマルであったことが、このMCOを経てノーマルではなくなった。最初は慣れなかったステイホームも、今はノーマルに。慣れないことをするのは疲れるが、始めれば、慣れる。
5/9(土)
家族で近所の空き地(駐車場)へ。バドミントンや、子どもらはサイクリングをする。
駐車場なんかではなく本当は公園で遊びたいのだが、近くの公園は閉鎖されている。不満! 遊具の利用さえ禁じればいいだけで、遊歩道くらい開放しろよ、とは思うのだが。
とはいえ立ち入り禁止のテープを超えて遊んでしまう人も多いのか、パトカーが見回りに来る。公園の遊具で遊ぶ人々がマレー語で怒鳴られていた。警察の強権、発動しすぎじゃね?と感じる今日この頃。
5/10(日)
我が家が日頃週一は通っていたチキンライスのお店に、ひーさーびーさーに行った。テイクアウト。おいしさに心の中でむせび泣く。
前住んでいたエリアのスーパーには、入り口に大きな検温マシンが設置されている。指示された箇所に立つと、その人の体温を測って37.5度以下なら入店して良し、という仕組みなのだがそこでなぜか私と旦那が引っかかる。そこに行く10秒前の段階でも、検温されてOKもらっているのに(笑)。
私は2度目でクリアしたが、旦那はなかなか通れず、5回目くらいのチャレンジで37.6度。そこに立つガードマン、「オーゥ! ワンモアポイント!!」って、なんか旦那、応援されてるし。その後何回かのトライを経て入店。目的のすり替わり感がすごい。
5/11(月)
先週木曜に引き続き、今日も祝日。経済再開もままならん。この国は祝日が多すぎる。
ロックダウン下のマレーシアでの日記(4/16~5/1)
4/16(木) MCO30日目
この生活が続いて約1ヶ月。残り2週間(追加延長がなければ…)。
今日は学校から学費についての再連絡があった。
これまでの経緯は、
保護者たちの学費割引署名活動が興る(私もした)
↓
署名提出前に、学校から10%オフにする旨通達
↓
署名提出
↓
学校から再度の連絡 ←今ココ
今回の連絡では、10%以上の割引はしない旨、なぜしないかなどについての説明などがとても長く丁寧に書かれていた。他の学校は知らないが、保護者の意見に対して真摯な姿勢を見せてくれる、良い学校だとは思う。
友人の旦那さんがこの学校の教師なのだが、今回オンラインで授業するようになってから、ふだんよりも忙しくなったと言っていた。不慣れもあるだろうが、そういった先生たちの頑張りはちゃんと報われてほしい。
【マレーシア累計】感染者 5182名
死亡者 84名
4月20日(月) MCO34日目
とうとう今日から学校の最終学期スタート。MCOが始まった頃にやっていたオンラインでの学校、これが更にビデオ通話などの配分が増えた形で再開した。これが怖くて昨日は私、ほとんど眠れませんでした(笑)。
先生・子ども・親みんなが不慣れなこともあってドタバタしたが、なんとか一日のスケジュールを終えた。あぁしんどい…特に午前は地獄。
MCOはあと8日で終わるが(たぶん)、学校はこんな状態がまだしばらく続くだろう。慣れていくしかない…。
【マレーシア累計】感染者 5425名
死亡者 89名
4月22日(水) MCO36日目
学校の新学期が月曜から始まったが、ちょっと慣れてきた気がしてホッとしてる。
彼らのオンライン学習を長男(Year4)を例にざっと説明すると、
朝9:00から算数授業、算数タスクを済ませ、休憩。
10:45から英語授業、英語タスク、昼休み。
13:00からは体育やら音楽など、その日によって異なる内容があり、
15:00にホームルーム(帰りの会、的な)して終わり。
日によって違いはあるが、基本はこんな感じで、次男(Year1)はもう少しオンライン授業的なものが減って、Zoomでの顔合わせが増える感じ。クラス全員でzoomミーティングしていると、次男のところなんかはカオスである。
うちの次男は、全員での顔合わせを大好きな友人に会える時間だと思ってるふしがある。先生から強制ミュートされてるのに、自らミュートを外して友人に喋りかけまくるもんだから、今日は名指しで叱られていた。
4月23日(木) MCO37日目
阿鼻叫喚とはこのことである。
MCOがついに当初予想されていた最大6週間を超えて8週間へと延長! しかも制限の緩和はKLにはほぼなし。こんな生活があと3週間続くことが確定した…。
えーっと、言いたいことがありすぎるが、呪怨かけてるみたいになるのでとりあえずここには書かんでおきます。私や子の生活リズムはまだしばらくこんなもんだろうと諦めてるけどさ、せめて経済活動再開してくれー。
4月25日(土) MCO39日目
もともと出不精に加えて目下の移動制限令につきふだん徒歩圏しか出ない生活を送ってきたが、今日はここぞとばかりに動いた。
朝からTTDI(新鮮市場的な場所)で豚鶏肉を買い、
その後モントで買い物やら所用を済ませる。
昼すぎにはダイソーが開いているとの噂を聞きつけワンウタマまで。
ふっふっふ、よくやったわ自分。まぁダイソーは月&木曜のみの開店という残酷な新情報を現地で20分程行列並んだ後で知ったのだが。
やりきった感、すごいある。リクルートで学んだやりきる精神、発揮できた。でもいかんせん、「高い目標設定」をするストイックさは残念ながら身につかなかったよね。
出来事がなさすぎて、こんなことさえ長々と語りたくなる日々ですわ。
4月26日(日) MCO40日目
記念すべき(?)40日目、という悲しきキリ番。出来事がない!
4月27日(月) MCO41日目
ダイソーリベンジ。楽しすぎてディズニーランドかと思ったわ。夢の国は身近なところにあったんだなぁ(遠い目)。
子どもらは毎日ナウシカを観ている。今の世相にマッチしすぎている。親友の娘は一日3回、Frozen2を観ているらしい。
4月28日(火) MCO42日目
スペインが6週間のロックダウンを終え、子どもらの外遊び許可をするようになったらしい。一日1時間だったかな? 同伴の大人は一名。ソーシャルディスタンスは維持しながら、とのこと。
ネットニュースで見た動画では子どもたちが無邪気に遊んでいて、本当に可愛かった。良かったね、て心底思った。
でもね、なんでかな。「遠く離れた南の国に、8週間、缶詰の人間もいますけど…?」と心の中で存在アピールする汚い自分がいる。
残り2週間(延長の可能性もアリ)、引き続きこもります。
4/30(木) MCO44日目
ここ数日イライラするのは、次男がオンライン授業で注意散漫で大して話を聞いていないことが判明していること。
Phonics(英語の発音のベースとなるもの)の授業は一斉に10数人がZoom参加して先生主導で話を進めるのだがテンポがなかなか早く、次男が気をそらしているあいだに話が進み次男は現在何の課題をしているのか分からなくなり、私に叱られて画面上で泣く、というのが2日連続。
彼にとってもストレスだろうが、私にも大きな負荷である。てか、彼は通常時から人の話なんか聞いちゃいないのだろう。Home Schoolingしたからこそ分かったことでもある。
昨日から、買い物に家族2人で出るのは許可された。とはいえまだ情報錯綜しており、「2人で外出しても1人は車内で待機」とか、スーパーによって(子どもの可否とか、マスクの義務とか)規則は違うようだが、今日行ったうちの近所のスーパーはふたり連れで溢れていた。うちは子どもらが、子オンリーでの留守番をマダ嫌がるので旦那とふたりだけでは出られない。よってこの規制緩和は我が家には意味がない。
5/1(金) MCO45日目
今日はメイデーなので学校は休み。オンラインレッスンはなく、任意での課題が少し出されただけなので気はラク。
5月1日というと毎年必ず思い出すのが、地元(広義の)浜松駅の駅ビル、メイワンである。私が幼い頃に5月1日に開業したのだが、その日にちなんでメイワンと名付けられたらしい。
昔、英語を理解しはじめた頃にこの由来を知った私は「おしゃれだな、ムホホ」なんて思ったのだが、なぜおしゃれだと思ったのかは定かではない。あの頃は英語ならなんでもおしゃれに見えた。そんなどうでもいいことを思い出すのが、5月1日である。
ちなみに私の2020年4月は記憶から抹消されました。
さて、今日午前になんと嬉しい知らせが!
来週月曜、5月4日から経済活動・屋外アクティビティの再開可能となー!
うれしい。久しぶりに金曜にこんないい気分である。
※こういった重大な政府発表はたいてい金曜にされてきて、延長延長また延長の発表ばかりでいつも憂鬱な金曜ばかりをこの1ヶ月半過ごしてきたもので
まだ細かなレギュレーションは発表待ち。それに学校は再開ではないので私+子どもらの平日の生活に変化感は薄いが、何より旦那が出勤できるようになるのは大きい。すごく喜んでいる。
子どもらもソーシャルディスタンスとりながらであれば、外遊びOKになる。コロナ前のようにはいかないだろうが、それでも自由に外に出られる喜びは大きい。
ただマレーシア人が既にコロナは去ったと勘違いして気が緩みまくり月曜からフル活動からの濃厚濃密接触しないことを祈る。
今夜は乾杯だ!(毎晩)
月曜でフルロックダウンはおしまい。次はパーシャルロックダウンになるが、おうち時間が多い日々が続くことに変わりはないので、引き続き日記は書いていきます。
ロックダウン下のマレーシアでの日記(4/2~4/15)
4/2(木) MCO16日目
今日はいつものルーティンの他に、午後にとある日本料理店の食肉販売に行ってきた。
良質なお肉に飢えているのと、このロックダウン下で営業はできるものの先行きの厳しい飲食業に少しでも貢献したい、というのもある。
日本では自粛要請ながら休業補償など各種充実しているようだが、マレーシアはロックダウンなのに補償がかなり薄い。てか旦那の会社からすれば実質ほぼない。
そんな厳しい環境下でも、私の見えないところで踏ん張っている人たちがたくさんいるのだ。
【マレーシア累計】感染者 3116名
死亡者 50名
4/3(金) MCO17日目
今日で学校の2学期終了! よ…よく頑張った…私が(笑)。あ、もちろん子どもらも。これでこのMCO生活が少しラクになる…ことを祈る。
4/4(土) MCO18日目
新卒同期仲間かつ腐れ縁の皆さんとWeb飲み。しかし子どもがいるとやはりろくに話せんわ。
4/5(日) MCO19日目
この外出禁止生活ではさすがに体がなまるので、旦那と毎日youtubeのエクササイズ動画を見て体を動かしている。私としてはふだんより動いている気がしないでもない。
でも、早く思いきり仲間とバドミントンしたいなぁ。MCO明けで一番の楽しみは間違いなくソレ。
4/9(木) MCO23日目
今週に入ってからは学校もないので、一日が過ぎるのが劇的に早い!
日記の存在忘れてた! マズイ、ますます出来事がない!
しかし今日はリビングの窓のフレームが外れるという悲報。すきま風がすごい。
これも不要不急ではない(外部業者はMCO期間中、コンドに入れない)から、しばらく窓枠の外れた家で暮らさなければならないのである。
以前住んでた家ではいきなり窓が外れて倒れてきたし、窓運というものがこの世にあるとするなら、我が家は最悪だな。
MCOが始まって3週間以上経つのに、まだ連日新規感染者が100名超え。
退院者数が新規感染者数を上回る日も出て来て、快方には向かっているのを感じる…
が、ここまで徹底的にロックダウンしても終息には時間がかかることを実感している。
明日はMCOが更に延長されるか否かの発表がある。
facebook調べでは国民の約6割が延長を希望しているとか。ビックリ。段階的な部分解除で良くない?と素人としては思うが、どうなんだろう…。
【マレーシア累計】感染者 4119名
死亡者 65名
4/10(金) MCO24日目
案の定…MCO2週間延長決定。これで4/28までの6週間の引きこもり生活となりまする。
この先も更に延長されるかもと首相は言及されてたので、コロナとの闘い、やはり長いものなのだなぁ。21日からはまた学校が始まるので、憂鬱極まりない。
そういえば(笑)、今日は長男の9歳誕生日。
例年ならこの季節は日本に帰り家族でお祝いしているはずなのだが、ふつうにケーキを囲んだだけ+プレゼントもダウンロード版switchソフトという味気ないものでなんだか申し訳ない…が、本人は特に気にしてないみたいだから、まぁいいか(笑)。
4/13(月) MCO27日目
うっかりするとすぐ日記のことなど忘れてしまうから引きこもり生活って怖い。なるべく、特に平日は子どもら中心にルーティン生活を心がけている。
朝9時にラジオ体操、その後日本語での学習。終わったらテキトーに過ごす。昼は1時間の英語youtubeを見てブレイク。
昼過ぎに英語のreadingや算数問題。終わったらテキトーに過ごす。3時になったら放課のご褒美として30分のTVゲームタイム。あとは自由に遊ぶ。といった感じ。
TVゲーム時間が30分というのは子どもらからしたら当然物足りないので、何度も「もっと遊んでいい?」と聞いてくるのが私には地味にストレス。これはMCOが始まった頃子どもたちと話して決めたルールなので、諭せば理解して諦めてくれるが、私がたまに気がゆるんで30分以上許すこともあるから、彼らはそのワンチャンを狙っているのだろう。
土日は拡大して1時間。
でも、本当はゲームさせてるのが親としても一番ラクなんだよね。ラクをとるか、でもゲーム漬けも怖いし、とおそらく世の親御さん皆が抱くであろう複雑な感情が我が家にもある。
【マレーシア累計】感染者 4817名
死亡者 77名
4/15(水) MCO29日目
MCOが始まり4週間。
この生活もすっかりリズムができ、毎日平穏に過ごしている。
マレーシアは今日初めて新規感染者が2ケタに減少。兆しが見えてきた。
ただ、道路封鎖する現場では今も理由なくブラつく人がたくさん見つかるらしく(しかも最近増えているとか)、最悪「MCOは6月まで」と半ば脅しのような情報も政府から言及されている…。
今までは違反者は罰金を支払う等の処置だったが、これからは即逮捕→刑事手続きに進むらしい。あちら側もどんどん強めてきている…!
ロックダウン下のマレーシアでの日記(3/25~3/31)
3/25(水) MCO8日目
買い物以外の外出はしなくなってから1週間が経った。
超インドアな私にはそう苦も無く毎日が過ぎているが、子どもらの課題に付き合い、食材の買い出し、一日三食の用意など通常以上に忙しい日々でもある。早く抜け出したい。
この生活も残り1週間か…と思っていた矢先、政府からの発表で、MCOがもう2週間延期とな。これで4/14までの計4週間が外出禁止となる。延長はありうると覚悟していたつもりだが、いざ通達されるとガクっとくる。
マレーシアが好きでこの5年間住んできたが、近い将来出ることもあるかもしれない、と覚悟しておく。この発表で心が折れた。やる気が起きない。スマホばかり見て時間が過ぎた。
【マレーシア累計】感染者 1624名
死亡者 16名
3/26(木) MCO9日目
このMCOのあいだ、食料品の買い出しは認められているが
・家族の代表者ひとりのみ出て良し
・自宅から10km圏内の外出を許可
というルールが課されている。
にしては複数人で来ている人をよく見かける。さすがに子連れは見ないが。
これに際して「夫でも買い物に行ける!」といった触れ書きの買い物ガイドがネットで出回り、ウケている。こんな時にも、というか、こんな時だからこそユーモアの必要性を感じる。
そういえば、長男の親友クラスのparents whatsappが紛糾しているらしく、「学校は課題を投げてくるだけだ!」「学費を返せ!」的なコメントで溢れているらしい。たしかに、次男は言うまでもなく長男もまだサポートが必要な年頃。リモートワークしている親は、とても面倒見きれないだろう。
学校側は「各家庭事情があるのは分かる。全部やらなくていい」とのメッセージは添えてくれるが、かと言っておざなりにもしにくい。学費返金、実際に口に出しはしないが気持ちはよく分かる。うちの長男クラスのwhatsappは無音。非アクティブ。
【マレーシア累計】感染者 2031名
死亡者 23名
3/27(金) MCO10日目
移動制限が更に強化される見込みなことが発表された。
しかも今度は食料品の買い物にまつわることらしく、それに触発されてかモントではまたパニック買いが起きているらしい。まだ内容は明らかにされてないものの、許可なく外に出る人たちが今も多いということなのだろう。
昨日モントでジョギングをしていた人11名が逮捕されたうちの4人が日本人だった。他にも韓国、UK、US、インドが挙げられていたが日本は最多。
旦那とも事あるごとによく話すのは「私たちはマレーシアに住ませてもらっている」ということ。外国人の立場なんて、この非常時下では特に弱い。それなのに、「家にいる」というごく単純なルールも守らず(MCOももう二週目なのに!)、現地での日本人の立場を危うくするなんて…いい迷惑。
3/28(土) MCO11日目
今日は学校の課題が無い。旦那は仕事もあるが平日ほど忙しくはないので家族でゲームしたりエクササイズしたりとゆっくり過ごした。
そういえば昨日、今学期の子どもらの成績表が発表された。二人そろって誰に似たのか相変わらずPE(体育)だけはいつも最高評価だ(他は…)。
酒の減りが早い。毎晩ハイボールと白ワインを飲んでいるのだが、この2週間でウイスキーは3リットルは消えた。本当に飲むくらいしか楽しみがないのだ、とはいえ結構なお楽しみでコレがあるから毎日そこそこゴキゲンに暮らしている。
3/29(日) MCO12日目
マレーシアに来て今日で丸5年。マレーシアで暮らして5年の今日、まさかこんな自宅軟禁生活を送っているなんてモチロン想像不可。
夜、ロックダウン後初めて食事デリバリーを利用。日本食レストランで色々オーダーして、調理からの久々の解放。
3/30(月) MCO13日目
志村けん訃報に本気で泣く。すごく近しい人がいってしまったような喪失感。
子ども時代の憧れそのもの、な存在。『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』、大人の香りがして大好きだった。悲しい…。
【マレーシア累計】感染者 2626名
死亡者 37名
3/31(火) MCO14日目
志村けんのニュースを見るたび悲しむ私のことを不思議そうに見つめる息子たち。そうか、彼らはあまり知らないのだ。
バカ殿をYoutubeで見せたら体をよじらせて笑っていた。私も笑って、ちょっと泣いた。
ロックダウン下のマレーシアでの日記(3/10~3/24)
めちゃくちゃ久々の更新ですが、こういう経験もそうないので書き綴ってみました。
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3/10(火)
いつものように過ごしていた夜、学校から突然連絡が入った。次男の学年スタッフのご家族がコロナ陽性感染者となったので、現在スタッフも検査中とのこと。結果が出るまで学校は休校措置、そのあいだに校舎の洗浄もすると。「大変なことになっちゃったぜ!」とクラスwhatsappがザワつく。
学校は1月下旬の春節休み前後から大きなイベントを軒並みキャンセルしていた。中には全く手を打っていない学校もあると聞くから、うちの学校の対応は信頼できるが、子どもらの学校生活が失われるのも、それはそれで辛い(自由のなくなる私も)。
【マレーシア累計】感染者 129名
死亡者 0名
3/13(金)
結果はまだ来ない。2~3日で出ると思ったんだが。結局5連休になってしまった…。
夜飲むくらいしか楽しみがない。酒量が飛躍的に向上中。
3/15(日)
学校のスタッフさんは陰性結果だったとの連絡!良かった!
あすは学校再開だ。「私は不安だから行かせない」というママさんもいるが、私は行かせる(笑)。どうせそのうち全国で休校になるだろうから…。
3/16(月)
久々の学校。やはりクラスには子どもが少なかった。半数近くの子どもが来ていなかったんじゃないかな、という印象。うちの子らは友達に会えてとても嬉しそうだった。
昼に近所のスーパーに行ったら人がごった返していて、殺伐とした雰囲気。みんなこぞって食料品を買い求めている。きょわい。
放課後、子どもらとプールに入っていたら「明日から休校にします」との学校連絡が。
しかも、もともと4/4~20はタームブレイクだったこともあって、それと繋げて3/17~4/20が休みとなってしまった。断末魔。
旦那に連絡。どうやら今夜、政府から大事な発表があるとの知らせもあり、何かが大きく動く予感。
案の定、あさって水曜から2週間の移動制限令 Movement Control Order(MCO)が発動されるとのこと。休校どころではなく、働く人々もすべて理由なく外に出てはならない、という強い制限令だ。
こんなこともあろうかと、1ヶ月くらい前から調味料や乾麺などの日持ちする食料品は
少し余分をもって買うようにしていた。これに関しては自分を褒めたい。
【マレーシア累計】感染者 428名
死亡者 0名
3/17(火)
旦那の会社は今日から自宅でリモートワーク。MCOの発動は明日からだが、旦那は昨日の時点で「何かあるかも」との勘が働き、その日みんなにPCを持ち帰らせていたのが功を奏したらしい。アジア各国で働きもうすぐ10年。数多の修羅場を潜り抜けてきた男の勘は鋭い。
学校から、子どもたちに課題が出される。私がしんどい。特に下の子はまだ自分ひとりで課題ができないので、私がつきっきりで見る必要がある。しかしこの状況下で、柔軟に対応している先生方には頭が下がる。
夜には、都市から田舎に帰る人々の車で高速道路は渋滞した。MCOの意味~(笑)。
【マレーシア累計】感染者 553名
死亡者 0名
3/18(水) MCO1日目
突如出された移動制限令は、規則の細かいケースが分かりにくく、私も仲良しのグループとLINEでチャットし、そこでみんなの情報を鑑みながらこのMCOがどんなものか理解していく。「朝ジョギングしていた人が警察に止められた」とか「コンドのプレイグラウンドで遊んでいる子どもがいるぞ!(怒)」みたいな書き込みをFBでも見かける。何がダメで何がOKなのか、まだ周知徹底されていない。
買い出しには行くものの、なかなか生鮮品で欲しいものが手に入らない。備蓄はあるとはいえ、生鮮は日々必要なものだから、今後これが続くようなら心配だ。
ここまで死者が報告されることのなかったマレーシアも、今日初めて2名の方の死亡が発表された。
夜、家の近くでパトカーがマレー語で爆音アナウンス。おそらくMCOの周知徹底をしてるんだろうが、外国人居住者の多いこの町で果たして理解されるんだろうか…。
【マレーシア累計】感染者 673名
死亡者 2名
3/19(木) MCO2日目
学校からの課題はオンラインで出される。長男は日頃iPadを学校で使っているから課題提出はスムーズ(Google Classroomを使っている)だが、次男は自分のiPadをもたないので、自宅のiPadを使って課題をしている。
次男には、学年ポータルサイトが急遽作られたので、そこに課題の情報が集約されている。課題提出は、各生徒のフォルダがGoogle Drive上に共有され、そこにファイルを入れて提出している。この短期間で整然としたポータルサイトが作られ共有される、そのスピード感に驚く。
今日は住む町を出て車で5分程のところに買い物で出たら、帰り、町の入り口にバリケードが置かれ、ガードマンが入る車をチェックしていた。住民しか入れないってこと?
ちなみに外出は必需品の買い出しや医療目的以外禁止(外出は夜8時まで)。その他の理由で外に出てよいのは、キーワーカーや、特別な許可証をもつ人たちという感じ。
【マレーシア累計】感染者 900名
死亡者 2名
3/20(金) MCO3日目
旦那が夜、会社の子たちとZoom飲みをしていた。マレーシアに限らずアジア各国に拠点があるので、各国の子らと繋いで。会社の子たちは若い、独身の子が大半。中にはカップ麺で日々をしのぐ子もいるようで、心配だ。
このMCOに便乗し、偽警察が各地で出没しているらしい。移動している車をつかまえ、現金での罰金をせびるのだ。ご無体な。
3/21(土) MCO4日目
学校からの課題がない週末は、いくぶんか心が軽い。
しかし国はかなりこのMCOを強めていて、明日日曜からは軍も市民の監視に乗り出すらしい。おいおい。
というのも、まだまだこの制限令を守らない人々も多いらしく、ペナンなどではまだ外食する人やマーケットが賑わってるとかなんだとか。
マレーシアも3月上旬までは感染者数が数十人程度だった。それが2月末のKL郊外でのムスリム大規模集会(約1万5千人が集合!)でのオーバーシュートが発生し、あっという間に数が増え…。だから、マレー系以外の人々からすると、「なんで俺らまで自粛?」みたいな心理があるのだろう(私にもある)。ちなみにペナンは中華系が多い土地。
実は本日、結婚記念日。10周年。これまで家族で過ごすことの少なかった我が家が、これほどまでに毎日毎日顔を突き合わすのは間違いなく初。
【マレーシア累計】感染者 1183名
死亡者 8名
3/22(日) MCO5日目
毎日自宅で過ごす一方で、病院や食料品店、デリバリーなど危険と隣り合わせで働いてくれている方々に向けて、モントキアラ(外国人や富裕層の多い居留区。うちも1月末まで住んでいたおなじみの町)では夜の決まった時間にみんなでベランダに出て拍手や音楽演奏などをして感謝の気持ちをあらわす取り組みが行われた…らしい。うちの町ではまったくそんな音は聞こえなかったが(笑)。
3/23(月) MCO6日目
また今日から学校の課題をこなす日々…。ふと気付いたんだが、うちの息子らはこんな状態になってから、「友達と遊びたい」「学校に行きたい」とは言うが、「外に出たい」とは全く言わない。超絶インドア派の母のDNAをよく受け継いでいる。
3/24(火) MCO7日目
昼間、近所のスーパーに買い物に行ったら、今までになかった入店制限がかけられていた。1m感覚のsocial distanceをとりながら並び、数十人ごとにまとめて入店(その際検温)という流れ。ほとんどの人がマスクをしているが、マスクをしていなかった欧米系の女性は指摘された後、スカーフを口にぐるぐる巻かれていた。
日が経ち、パニック買いも落ち着いてきた感はあるが、完全に回復しているとは言えず、買いたい物が買えないことも多い。今日はひとつのスーパーでほとんどの物が揃ったものの、卵だけは買えなかったのでもうひとつのスーパーへ。とはいえ、ふだん愛用しているブランドはなかったから、これまで買ったことのないブランドのものを買った。これは卵に限らず、他の食品でもそう。この騒動を機に、「これおいしいんだ」と知った食材もある。
一日三食、家族分をきっちり準備するというのは地味に大変!
今のところ食事のデリバリーにも頼っていない。むしろ一度頼るとなし崩しに頼んでしまいそうで怖くて頼めないでいる。
そういえば、市民の監視にドローンも使い始めるらしい。やる気満々マレーシア。
【マレーシア累計】感染者 1518名
死亡者 14名
ゼロ・ウェイストの始め方-「不完全」でもいいんだ!
私がゼロ・ウェイストに踏み切ってから、とても嬉しいことにいろんなポジティブな意見をもらうようになっていて、会った人や友人などから「どうやってやってるの?」といった質問をもらいます。
まず大前提として、私もまだまだ全然ごみを出しているし、先日一時帰国した時なんかは何かにつけパッケージがついてくるので、断るのが億劫になって心折れかけました。(日本のゼロ・ウェイスターたちを心から尊敬!)
このように「0か100かで考えがち」な頭でっかちの私ですが、不完全でもいいから始めることが大事なんだと思う今日この頃です。
We don't need a handful of people doing zero waste perfectly. We need millions of people doing it imperfectly.
これはゼロ・ウェイスト シェフのAnne-Marie Bonneauさんの言葉。大好き。
そこで、友人に「何から始めるべきか」と聞いてもらった時にエラそうに答えたことを思い出して、まとめます。
ゼロ・ウェイストのバイブル『ゼロ・ウェイスト・ホーム』には、始め方として「ごみ箱をひっくり返して、自分のごみを知る」ことを勧めると紹介されています。ストイックに始めたい人にとっては良い方法だと思うけれど、私はしてません。なんか面倒くさそうだから(笑)。
ええと、主に日本で暮らしていることを想定して以下綴っていくね。
①使い捨てプラから取り組む
世界がこんなにもプラスチックで溢れているのは、使い捨てプラが氾濫しているから。一枚のビニール袋が使われるのはせいぜい数秒から15分ですが、これらが土に還るには数百年~千年かかります。どう考えても時間軸おかしい
・エコバッグを携帯する
買い物に行く時はもちろん、衝動的にショッピングする時もカバーできるように、小さく折りたためるものを2枚くらい持っておくと良い。エコバッグは主婦向けデザインで持つのはイヤだという方は、家にあるビニ袋をたたんで、バッグに忍ばせておけばOK。あとは小さめの布袋なんかももっておき、バラ売りの野菜などにも備えよう!
・タンブラーを携帯
我が家はサーモスLOVE。旦那も常にサーモス水筒を携帯していて、それにコーヒーも入れてもらってます
・マイ箸? ストロー?
ストローは常夏のマレーシアでは必携ですが、日本ではスタバでフラペチーノとか飲む人でもない限りreusableストローはあまり必要ないかと。割り箸については、私はグレーな考えです…間伐も森を守るために必要なことだと思うので、国産の割り箸ならアリだと思います(でもそれが分かりにくいのが難点)。そのためここは独自の判断で
・エコラップを使う
食品ラップの代替品として、何度も使えるものを用意します。みつろうラップにシリコンなどなど、選択肢は様々です ■【過去記事】食品ラップから脱却したい、の巻
②これからの買い物について考える
・本当に必要?考える
今買おうとしているものは本当に必要なものか。既にあるもので代替できないか。その商品は環境に配慮されたものか。その商品は、自分の生活をより良くするものなのか。自然を含む他の誰かを苦しめていないか。
・プラ無しを選ぶ
例えばスーパーに買い物に行っても、プラ包装のものとそうでない(瓶や缶など)がある場合があります。そしたらプラ無しを選んで!
・セカンドハンドを検討する
何かを新しく購入する時は、中古品を検討することも重要!
・新品の衣類を買うなら自然素材のものを
衣類がプラ素材だと、洗濯時にマイクロプラスチックが流れ落ちます。コットンやリネン、シルクなどの自然素材100%のものなら土に還ります
③出すごみについて考える
・売れる?寄付できる?
家の周りに中古品を買い取りしてくれる場所や、寄付を受け付けてくれる場所を探しておこう。メルカリなんかも良いね(私使ったことないけど)
家電は生産から10年以内であれば、たいてい買い取りしてくれる気がする
・生ごみ
家庭ごみの40%は生ごみと言われています。ただ、いきなりコンポストを始めるのは難易度高いと思うので…せめて生ごみは捨てる前にしっかり水切りしましょう! これをするだけで量も減るし、臭いも軽減、燃やすエネルギーも減ります。
あと、これはTVで見たけど「臭いものにフタ」は間違いなんだと。フタのあるごみ箱に捨てると、余計臭いは増すそうです。そのため生ごみは水切りして、新聞紙にくるんで、フタなしのゴミ箱に捨てておくのが正解!
・余計なDMやチラシを撃退!
これはネットで知った情報で、マレーシアに住む私は必要性を感じてないのでやってませんが、ポストに「DM・チラシお断わり」と書いて貼っておくだけで、不要なポスティングが減るそうです。
あとは、もうひと手間かけてもいいのなら、送信元(クレカの雑誌とか、一度買い物しただけのお店とか)に連絡して今後郵送は不要だと伝えるのも、アリかと。ポストを開いて、封書を開けて、ただ捨てる…という無駄な行為から解放されます
・分別!
これは日本人の皆さんなら守っている人が大半かと思うけど、例えばお弁当のプラ容器などもちゃんと洗って乾かしてから捨てましょう。プラスチックのリサイクルには、洗浄&乾燥がマストです!
こんな感じかな。
これらを実践するだけで、見違えるほどごみは減るはず。
ごみを出すコストや手間も減って、生活はよりシンプル&ビューティフルに!
フード・ロス問題を知る
昨日(2019.4.3)のNHK『クローズアップ現代』。テーマはフードロス。食料廃棄問題のことです。興味深く観ました。
備忘録として書いておきます。
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・日本が廃棄している食料品は年間で646万トンにも及ぶ
これはアジア1位、世界6位の数字(2015年時点)
・食料品廃棄に国は年間1兆円を費やしている
・このフードロスを解決する一端を担う存在として、こんなサービスを紹介していた
■【東京】余剰食品を月額定額制でテイクアウトできるReduceGo
■【関西】飲食店の余剰食材をシェアするFOOD PASSPORT
・しかし、まだ加盟店が少ないなどの問題点がある。何より大手の加入はゼロ。
そこにはコンプライアンス意識の高さや、利益につながらないとの判断から衝撃がある状態 ⇒フードロスを出すことよりも、少ない在庫で機会損失することのデメリットのほうが大きいという構造的問題
・日本の食品ロス年間646万トンのうち、45%が実は家庭から出されている
・その対策として、こんなサービスを紹介
■食品ロスダイアリー
■通販型フードシェアサイト Otameshi
・ただ、上に挙げた通販型フードシェアサイトなどに出品・購入される商品は実際、賞味期限が1~2年後など余裕のあるものも多い。例えばパスタ袋が入った外装の段ボールがへしゃげただけ(中のパスタ袋にはの問題もない)で、納品できなくなってしまい余剰食品と見なされてしまう
・理由は、飲食の小売りなどによる独自の商習慣「1/3ルール」からくる。これは、製造から賞味期限までの期間を3分割し、1/3を過ぎたらメーカー・卸は小売店に納品できない。2/3を過ぎたら小売店は店頭に並べられないという、消費者を守るために独自に始められたルール。そのため結果的に、多くの「まだ食べられる」食品が大量に廃棄されている
・一部小売の大手も、緩和し1/2ルール(1/2を過ぎたら納品できない)を採用する動きが出てきているが、依然マイノリティーではある
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私なんかは昔から、賞味期限が切れていても、匂いで大丈夫そうなら全然食べちゃう派なので(腹の強さには自信アリ)、本当にもったいない話です。
あと、ここで紹介されていたサービス、とてもいい取り組みだと感心しました。日本に住んでたらすぐにでも使いたかったわ。素晴らしいITの活用例かと。
個人では過程での食料廃棄ゼロを目指しつつ、社会構造変われ~というムードを醸成していくことが、今の私にできることなのかな、と思いました。