食品ラップから脱却したい、の巻
嗚呼なんて便利、食品ラップ。
ただ、脱プラするなら一番手のつけやすいポイントでもある。
今までは日本でクレラップを購入したのをもってきて使ってきました。でもこれらともお別れ…。
まずは我が家にストックされたすべてのラップを欲しい人に譲ります(マレーシアには在住邦人のあいだでものを売り買いできるサイトがある)。そして食品ラップを使ってきた生活のあらゆるシーンを、以下の別の方法で切り抜けるのである。
・Bee wax Wrapを使う
「みつろう」でできたワックスペーパー。実際紙ではなく、コットン布でできていて、手の熱で変形するので、お皿の縁に手を添えてしばらく待つと、ラップをかけたような状態になる。日本でも生産者がいるみたい!(aco wrap|ミツロウから作った、洗って何度も使える天然ラップ)
可愛いデザインのものが多くて眼福。使用後は水で洗い流して乾燥させるだけで、繰り返し使える。ただ、中身が見えないので何を包んだか忘れがち。あと、かけたままでは電子レンジに使えないので要注意。濡れたモノも包めるから、私はまだしたことないけど、例えばお花とか石鹸とかも包んでもいいかも!
・シリコンバッグに入れる
私はこれに、主に使いかけの野菜なんかを入れています。半分だけ使ったたまねぎとか大根とか、断面の乾燥を防ぐために。使いみちはその人のアイデア次第! 液体も入れられるし、そのままお湯でボイルしたり電子レンジにもかけられる。頭がカタい私にはせいぜい野菜を入れるのが精一杯だが、研究しがいのある代物。シリコンは脱プラ生活において欠かせない素材…他の場面でもいっぱいお世話になってます。
・アルミホイルを使う
ホイルはほんと優秀。破れない限りはラップ代わりに何度でも使える。アルミはリサイクル率も優秀なので、資源として捨てるという観念が大事。こぶし大に丸めて捨てよう(小さいとリサイクルできないらしい)。ただ…私はあの金属ぽい質感と音がどうも苦手なので、手段としての優先順位はだいぶ低め。
・容器に移し替える
例えば食べ残しや作りすぎてしまったおかずは、うちにたんまりあるプラ容器やガラス瓶などに入れ替えます。心に余裕のある時は。本当は容器もIwakiとかのおしゃなガラス容器に差し替えて気分をアゲていきたいところだが、日本から持って来るのも大変だし、引越しが多い我が家には向かないと思う(私は過去13年間で12回引越してますw)。
・別の皿をかぶせる
例えば旦那さんの夕飯を少しのあいだおいておきたい時なんかはこれで十分! しかし見た目はダサい。
・何もしない
そのまま冷蔵庫にIN! ものぐさの私にはいい。すぐ食べるものなら困らん。
こうしてキッチンからはラップを排除できました! しかし…最後の関門が立ちはだかる。おにぎりの登場である。
我が子が通う学校では朝10時頃のブレークタイムにスナックをとるのが通例で、おかしやらフルーツをもたせるんですが、うちの子らにはおにぎり+αを今までもたせてきました。しかし、おにぎりは家庭ですぐ食べるなら素手でもいいのだろうが、数時間保管する場合、ラップ以外の選択肢などあるのだろうか? 「おにぎりだけラップ使っちゃいなYO!いいじゃんそれくらい!」もうひとりの私が囁きます。
でも、なんかすっごいヤダ。やるなら完全にラップを排除したい!
ということでアルミホイルで包むように。これで数日やってみたけれど、上で書いたように私どうもアルミの金属感が苦手なのよー。お皿とかにかけるぶんにはホイルは代替品として便利だけど、おにぎりのようにそのまま食べる食品を包むには適さないと、判断しました。
で、今どうしてるかって? おにぎり、作ってません。ホイルだと子どもウケも悪かったし。次、日本に一時帰国した時にシリコンおにぎりケースでも買ってくるかな(これも5~6年前に使用していたけれど、あまり好きになれずやめた過去アリ。でも今なら納得して使えるんじゃないかなと期待)。
このおにぎり問題は後日またupdateしますね。
食品ラップをキッチンから排除して思うのは「なくても全然いける!」ということ。確かにあったほう便利、それは認める。でも…なくてもいい。
プラスチックというのは、人々の便利さを求める気持ちにすっと入り込んで、いつの間にか手放せない物質になってしまっていたんだなぁ、と改めて思います。でも、排除すると決めて取り掛かれば、なくせるんだ。そういうことにも気づかされています。